群馬県みどり市笠懸町。
岩宿博物館近くにある広場に、岡上景能(おかのぼり・かげよし)の像が建っている。
岡上景能は、江戸時代初期にこの地方を治めていた代官。
笠懸周辺の荒地の造成や用水路の開削など、土木工事に優れた手腕を発揮した。
この周辺の開発に尽力した景能だが、讒訴にあい切腹という最期を迎えている。
詳しい理由はよく分からないが、下流に住む人達との折り合いがつかなかったのかもしれない。
彼の作った用水路は明治時代に復興され、岡登用水と名付けられた。
非業の最期をとげた景能だが、死後200年たって名誉回復された事になる。
岩宿遺跡を見に行った際たまたま見つけた銅像に、こんな歴史があるとは思わなかった。
岩宿博物館から道路を挟んで北側の広場に建ってます。
(撮影:2008年9月)
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