湖東紀行 最終回 彦根


最後は彦根。
ひこにゃんブームのせいか、平日にもかかわらず意外と観光客で賑わってました。


まずは彦根城博物館へ。展示は井伊家伝来の道具がメイン。
井伊家は芸術に造詣が深かったのか、茶器や楽器、能面など文化系のものが多かったです。


この甲冑を見て初めて気づいたのだけど、ひこにゃんのデザインにはちゃんと根拠があるんですね。
ネコなのは、井伊直孝を救ったという招き猫の伝説から。
赤い兜にツノが二本というのは、この井伊家伝統の赤備えの甲冑からなのでしょう。


博物館は彦根城の表御殿を復元したという建物で、中に能舞台があったり、


庭園や茶室なども作られ、藩主の生活空間が再現されている。


さて、いよいよ登城。
写真は最初に見えてくる廊下橋と天秤櫓。なんだかすごい迫力だ。


国宝に指定されている天守。
意外に小さいと思ったけど、屋根の重なり方がなかなか美しい。
唐破風の部分についた金具がアクセントになっている。


天守からの眺め。金網が張ってあるので撮りにくい。
写真は佐和山方面。

そういえば最近、石田三成の人気が急上昇しているそうですね。
「いしだみつにゃん」とか「しまさこにゃん」なんてのもあって笑わせてもらいました。
写真は無いですが、あの目つきの悪さがたまりません。


天守下から見た琵琶湖。


玄宮園にて。冬の庭園は寂しい。


彦根城には井伊直弼の像がある。


そして「花の生涯」記念碑。
舟橋聖一の小説で、第1回大河ドラマに取り上げられ一躍ブームになったそうだ。
大河ドラマが観光の起爆剤になる図式は、昭和38年も今も変わりませんな。


最後に彦根駅へ。ここには井伊直政の像がある。
井伊直政は初代彦根藩主。
三河ではなく遠江出身だが家康に重く用いられ、徳川四天王のひとりにまでなった人物だ。


それにしても、この地方って駅前の銅像が多いですね。
銅像を見て回るだけでも歴史が感じられそうです。

そんなわけで、湖東紀行これにて終了いたします。

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