愛知県吉良町の史跡・黄金堤に吉良義央(よしひさ)の像がある。
吉良義央と言ってもピンと来ないかもしれないが、吉良上野介といえば分かるだろう。
「忠臣蔵」の悪役として有名になってしまったあの人物だ。
領地であるここ吉良では、名君と慕われている。
像自体はそれほど大きくないが、柔和な表情が印象的だ。
馬にまたがり領内を見回ったという義央の姿を描いているのだろう。
像の下には、吉良町出身の作家・尾崎士郎の「吉良の男」からの一節がはめ込まれている。
像の背後にあるのは黄金堤(こがねづつみ)。
吉良義央が造らせたという、江戸時代の堤防だ。
黄金堤の説明。
今では桜の名所だそうです。
吉良義央の説明。
悪役イメージを払拭したいという吉良町の気持ちが伝わってくる。
(撮影:2007年12月)
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