続・木曽路紀行 最終回「暮白の滝」


最終回は阿智村から「暮白の滝」。
阿智村といえば温泉やスキー場で有名だが、歴史が感じられる史跡も多い。
今回は滝しか見られなかったけど、じっくり観光するのも面白そうだ。


やって来たのは阿智村の園原地区。
かつての東山道の難所・神坂(みさか)峠の長野県側にあたる。


晴れていればこんな感じの展望らしい。


なにやら立派な滝見台がある。


「暮白(くれしろ)の滝」は園原川のさらに向こう。
遠望とは聞いていたが、思った以上に遠い。


落差は10数メートルといったところか。


普段はしめ縄が張られているのだろうか、紙垂(しで)みたいなものが見える。


ここは滝そのものよりも、「皿投げ祈願」の方が有名だ。
願い事を書いた素焼きの皿を、滝に向かって投げると望みがかなうという。


滝まで結構離れてるけど届くんだろうか。
と思ったが、届く届かないではなく、皿の飛び方で運勢を占うらしい。
せっかくここまで来た事だし、俺もやってみようと思ったのだが皿がなかった。
貴様の願いなんぞ聞く耳持たんわという事か。


滝見台の下は破片だらけ。


滝の由来。



暮白の滝から少し離れたところに「ははき木」の看板があった。
帚木といえば「源氏物語」第2帖の巻名で知られる。
遠くからは見えるが、近づくと見えなくなるという伝説の木だ。
こんな所にあるとは知らなかった。


帚木は現在では朽ちてしまっているらしい。
しかも、こんなに暗いのでは行く気にもなれなかった。またの機会ということで。
次こそは皿投げをしたいと思います。

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