湖東紀行 第5回 長浜


羽柴秀吉が築いた城下町に由来する長浜。
それまで「今浜」と呼ばれていたのを、織田信長の一字をとって「長浜」と名付けたんだとか。
今回はそんな長浜を散策します。


JR長浜駅。初代駅舎をモデルに最近建て替えられたそうだ。レトロだけどモダンな雰囲気が良い感じ。


駅前には羽柴秀吉と佐吉(石田三成)の像がある。石田三成は長浜出身。

この銅像は「三献の茶」のエピソードに基づいている。
お疲れ気味の秀吉を見て、佐吉はぬるめのお茶から徐々に熱いお茶を出していくという話だ。
「三献茶」自体は後世の創作らしいが、二人の出逢いが歴史に大きな影響を与えた事は間違いない。



秀吉ゆかりの地という事で、豊国神社に行ってみる。


ここには加藤清正の像がある。長烏帽子兜に槍を持った姿は、まさに豊臣家の守護神だ。



レトロとモダンが同居する長浜の町並み。


情緒あふれる雰囲気は、街並み再生プロジェクトのたまもの。
この日は朝早かったのでまだ静かだけど、週末なんかはすごい人出だそうだ。
今や長浜は、滋賀県を代表する観光地へと変貌しつつある。


大通寺山門。でかい。


本堂は国の重要文化財に指定されている。



お次は長浜八幡宮。ここは毎年4月中旬に行われる「曳山祭」で有名だ。


手前が拝殿。右奥に屋根だけ見えるのが本殿。



再び商店街に戻って曳山博物館へ。

長浜曳山祭の大きな特徴は、曳山の上で演じられる子供狂言。
そのため曳山は舞台風の構造をしており、長浜型と呼ばれ全国に広まっている。
同じ山車でも、高山祭の屋台とはまるで違う方向に進化しているのが面白い。

館内は撮影禁止だったため、曳山の写真がないのが残念です。
こちらをご覧ください。長浜市曳山博物館


商店街入り口に曳山祭をイメージしたモニュメントがあった。



見所多い長浜にあって異彩を放つのが、ここ「海洋堂フィギュアミュージアム」。
海洋堂というのは要するにフィギュア等の模型メーカーだ。チョコエッグとかの食玩が有名ですかね。


入口では大魔神と、


サンタ帽をかぶったケンシロウがお出迎え。(訪問したのがクリスマス前だったので。)


入場料は800円と高めだが、入口横に置かれたガチャガチャから一個フィギュアがもらえる。
階段の横には三女神さま。


展示は動物や恐竜からキャラクターものまで多岐にわたる。
やたら細かい物から巨大な物まで大きさも様々。混沌とした雰囲気に圧倒されそうだ。


等身大の綾波レイ。


瀕死のトリケラトプス。


怪獣コーナーに燃える。


美少女コーナーに萌える。



最後は豊公園の長浜城へ。
現在の天守閣は犬山城などをモデルに復元したもので、内部は歴史博物館になっている。


最上階からの眺め。建物の向こうに見えるのは伊吹山。


北側。左に見えるぽっこりと盛りあがった部分が山本山。
建物の右側には虎御前山や小谷山などが見える。


長浜城の築城時に秀吉が掘らせたという「太閤井戸」。その後ろには琵琶湖が広がる。
そういえば、今回の旅行でじっくり琵琶湖を眺めるのはこれが初めてかもしれない。


黒い点々は何だろうと思ったら、みんな鳥でした。


ここにも秀吉の像があった。ちょっとコミカル。


今回は午前中しか滞在できませんでした。また行きたいです。

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