石川県宝達志水町にモーゼの墓を発見。
平成の大合併で誕生した町、宝達志水町。
普通に宝達町で良さそうなものを、さらに志雄町と押水町から一文字ずつ取ってつけられた町名だ。
町同士、エゴのぶつかり合いがあったんだろうと推察される。
そんな宝達志水町を通過中、「モーゼパーク」と書かれた看板を見つけた。
そういえばモーゼの墓が石川県にあると聞いた事がある。ここが多分そうなのだろう。
モーゼといえば、シナイ山で「十戒」を授かった事と、海を割ってのエジプト脱出がよく知られている。
古代イスラエル人がどうして、どうやって来日したのか。
そして何故ここ石川県宝達志水町に葬られているのか。
お隣には「UFOの街」羽咋市がある。もしかすると何か関連性があったりして。
謎は尽きないが、とりあえず行ってみよう。
という訳で「伝説の森モーゼパーク」に到着。
ちょっとした公園という感じ。
案内板を見てみよう。
モーゼの墓はこの公園部分ではなく山の中にある。
ちょっとした山歩きだ。意外と距離があるのでそのつもりで。
しばらく歩くとこんな案内板のある広場に着いた。
目の前には3つの円墳がある。正式には河原三ツ子塚古墳群というらしい。
真ん中の2号墳がモーゼの墓と言われている。
解説を読んでみよう。
特に気になった部分がここ。
「モーゼはシナイ山に登った後、なんと天浮船に乗り、能登半島に到着。
”十戒”を授かり、三ツ子塚に葬られたのだという。」
え? 能登半島で十戒を授かったの? イスラエルの民はどうなってしまったんだ。
読めば読むほど深まるミステリー。
文末がどちらも「・・・なのかもしれない。」で終わっているのも、なんだか自信なさげ。
左側の盛り上がった部分がモーゼの墓といわれる場所。
2号墳の頂上はこんな具合。
柱が一本立っていて何か書かれているが、かすれてほとんど読めない。
その根本には「ありがとうございます」の文字。
なぜかシーサーが飾られているのも意味深だ。何かの暗示だろうか。
モーゼの謎に迫るどころか、ますます置いてけぼりを食わされている気分である。
入口付近にあった「モーゼの墓記帳所」に寄ってみる。
記帳の内容はともかく、訪問客は意外と多いようだ。
記帳所内の案内板に驚愕する。
「竹内文献」という言葉が出た途端に漂う胡散臭さ。
そして「或る超能力者が描いた」というモーゼの墓の透視図。
この案内板で止めを刺された感じ。
いろんなミステリーを提供してくれるスポットでした。