最終回は巡礼の最終地・熊野本宮大社。
この地方を車で走っていて驚いたのが、「熊野古道」の案内の多さ。
伊勢方面から熊野に向かうだけでも、20ヶ所くらいはあったんじゃないだろうか。
何の予備知識も無い人が見れば、「いったい熊野古道はいくつあるんだ」と思う事だろう。
「熊野古道」というのは、要するに現代の交通網から取り残された旧道といえる。
国道が峠に差し掛かるたびに、峠越えの旧道(=熊野古道)があるというわけだ。
伊勢以外にも田辺や高野山から向かう道など、かなり広範囲にわたる。
世界遺産指定と中高年の山歩きブームで、今では大人気のコースになった。
そんな熊野古道が目指す先はここ、熊野本宮大社。
社殿がいくつも並ぶ点は速玉大社・那智大社と同様だが、建物が古めなので風格がある。
参拝の順番まで決まっている。
少し離れたところにあった大鳥居。本宮のかつての所在地に建てられている。
高さは約34m、幅は約42mあって、日本最大の大鳥居らしい。
道の駅「奥熊野古道ほんぐう」。
藤原定家による熊野巡幸記の展示がなかなか興味深かった。
コメント
コメント一覧 (2件)
ご無沙汰しております。
熊野巡礼紀行、楽しく読まさせて頂きました。
熊野は行こう、行こうと計画をたてると、
そのたび何か良くない事が起こり(ただの2回ですが)
行けなくなるという僕にとっての鬼門の場所です。
こうして見させて頂くと、やはり良い雰囲気ですね。
早く行かなくてはなりません。
三度目の正直という訳で、次は行けたらいいなぁ。
ありがとうございます。ドラガンさん。
熊野はとにかく遠かったです。
当初の計画だともう何ヶ所か行く予定だったのですが、雨のせいで駆け足になってしまったのが残念。いろいろと心残りがあるので、いつかもう一度行ってみたいです。
四国にも行きたいのですが、なかなか難しいですね。ドラガンさんの旅行記で仮想体験しています。