南木曽町を通っていたら、木曽川を横断する巨大な吊り橋が目に入ってきた。
桃介橋は全長247メートル。
大正時代に発電所の建設資材運搬路としてかけられた。
老朽化のため通行止めになっていたが、15年ほど前に近代化遺産として復元したという。
(偶然だけど今日10月20日は「近代化遺産の日」)
3基の主塔はデザイン的にも大変優れているそうだ。
橋の名前は、電力会社の社長・福澤桃介にちなんでいる。
桃介は福澤諭吉の娘婿で、「日本の電力王」ともいわれた実業家である。
桃介橋一帯は公園になっていて、こんなものもあった。
「蛇ぬけの碑」と書かれている。
案内板によると、水害の犠牲者を慰霊するために作られたようだ。
「じゃぬけ」というのは土石流の事らしい。