九州紀行 その16 熊本県南部

伊佐市から久七トンネルを抜け、再び熊本県へ。
今回は熊本県南部を走り抜けます。


まずは人吉市鹿目町にある「鹿目(かなめ)の滝」。

日本の滝100選にも選ばれた名瀑ですが、個人的には「日本の滝 2 西日本767滝」の表紙の印象が強いです。

日本の滝〈2〉西日本767滝 (ヤマケイ情報箱)
日本の滝〈2〉西日本767滝 (ヤマケイ情報箱)
自分にとって滝めぐりのバイブル的な本という事もあって、この滝を訪れる事は非常に感慨深いものがあります。

高さは36mと九州の滝としては特別大きくはないけれど、滝の両側にある柱状節理がすごい。

水量の多い時は、向かって右側にも滝ができるようです。

鹿目川本流にかかっているのが雄滝。
こちらは隣の谷にかかっている雌滝。


人吉市の市街地、青井阿蘇神社にやって来ました。
本殿や楼門などが国宝に指定されています。

楼門。急勾配の茅葺屋根がよく目立つ。

反対側から。

拝殿。
現存する社殿群は、江戸初期に人吉藩主の相良家によって建造されたそうです。


球磨川支流、川辺川を上流へと向かいます。
川辺川といえば秘境。
平家の落人伝説が残る五木村や五家荘、そして50年近く続いたダム建設問題で知られています。

国道445号線は五木村を過ぎたあたりから急激に狭くなり、酷道区間になります。
すれ違いのできる場所が少なく、非常に疲れました。

県道52号線に入り「栴檀轟(せんだんとどろ)」に寄ります。写真は遠望地点から。

遊歩道入口から10分足らずで到着。

せんだん轟。
五家荘では滝の事を轟(とどろ)と呼ぶそうです。

落差は70m。熊本県南部を代表する滝と言えるでしょう。

滝壺。


国道445号線に戻り、梅の木轟へと向かいます。
写真は梅の木轟公園吊り橋。滝へ行くにはこの橋を渡らねばなりません。

吊り橋とは言うものの、ケーブルや支柱がないのでなんだか変な感じ。
(吊床版橋というそうです。)

吊り橋をなんとか渡りきると、薄暗い渓谷になる。
写真は梅ヶ枝の滝。橋の下なので見づらい。

昇龍滝。

そして梅の木轟。

何段にもなって落ちています。

上段部分。

男性的な栴檀轟に対して、女性的と評されるようです。
タイプは違えど、こちらも見事な滝だと思いました。


さらに国道445号線を進み、絶景スポットとして知られる二本杉峠までやって来ました。

しかし濃霧。
やっとの思いで辿り着いたのに残念であります。

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