九州紀行 その3 国東半島


「六郷満山(ろくごうまんざん)」という独自の仏教文化が栄えた国東半島。
今回は、そんな空気を感じながらの半島ドライブです。



まずは八幡宮の総本社、宇佐神宮。
日本史的には奈良時代の「宇佐八幡宮神託事件」が有名ですね。
参拝の作法が出雲大社と同じ「二拝四拍手一拝」というのも興味深い。
(国宝指定の本殿は修理中でした。)



昭和の大横綱、双葉山。
宇佐市総合運動場に銅像があります。



富貴寺大堂。
平等院鳳凰堂、中尊寺金色堂と並ぶ日本三阿弥陀堂のひとつで、国宝に指定されています。
静かな山村という立地もあって、なんだか素朴な雰囲気。



熊野磨崖仏。
全国の磨崖仏の約8割が大分県にあるそうです。


左側は不動明王。
よくある憤怒の形相ではなく慈悲の顔で、どことなくユーモラスさも感じられる。


右側が大日如来。


ここに至るまでの石段がなかなか凄い。
入口で聞かされてはいたけれど、実際に目の当たりにすると笑うしかない。
鬼が一晩で積み上げたと伝えられています。



夷谷にて。


国東半島の内陸部は起伏に富んだ地形で、ここは夷耶馬とも呼ばれています。


近くの溜め池。



国東市国見町にあるペトロ・カスイ・岐部の像。
彼は江戸初期の日本人キリスト教徒で、信仰のために世界中を渡り歩いた事から「日本のマルコ・ポーロ」などと呼ばれています。



最後は杵築の城下町。
ここは坂道の多い、独特の雰囲気がある城下町で知られています。


高台は武家屋敷、


谷間は商人街という感じに、地形を生かした町並み。


各所にある坂道には、それぞれ名前がつけられています。ここは勘定場の坂。


酢屋の坂を下りる和服の女性たち。

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