そういえば先日、高山市民吹奏楽団の定期演奏会に行ってきた。
今回で第38回を迎える市吹の定期演奏会。毎年市民文化会館の大ホールを満員にするほど当地では人気が高い。団員の方々も相変わらずな顔ぶれで、安心というか何というか。
中学・高校時代の同世代の人たちが何人かいるのだけど、すごく上手くなってて驚く。特に「ダッタン人の踊り」でのオーボエのソロが印象に残りました。
さて、今回のお目当てはグレグソン作曲のテューバ協奏曲。
テューバ協奏曲といえばヴォーン・ウィリアムズ作曲のものが有名(テューバ界では)だけど、それを含めてもこの楽器の協奏曲を生で聴くのはもちろん初めて。グレグソン作曲のものは今年ナクソスレーベルから発売されたテューバ協奏曲集に収録されていて、注目していた曲だ。CDではオーケストラの伴奏だったけど、今回は吹奏楽版ということになる。
演奏するのはNHK交響楽団の池田幸広さん。前任の多戸幾久三さんが引退した(これもちょっとしたニュースになった)のをうけて、オーディションに合格した若きテューバ奏者。確か俺と同い年じゃなかったっけ。
ホール一杯に響きわたる音、幅広い音階、表情豊かな旋律。すげぇ・・・、こんな音出せるんか。今更ながらテューバという楽器の持つポテンシャルに驚いた。聴いていた人は、この楽器に対する印象が変わったんじゃないだろうか。
テューバは良い楽器ですよ。重いけど。