だいぶ前の話題ですが、田中芳樹のSF小説「タイタニア」がBSでアニメ化されていたので見てました。ちょうど文庫本も発売されたので、平行して読んでみることに。
田中芳樹といえば「銀河英雄伝説」を思い出すわけですが、この「タイタニア」も宇宙が舞台で似たような雰囲気。「銀英伝」に比べて登場人物は少なく、その分人物描写に力が入っている印象を受ける。そのせいか原作はドロドロ感がかなり強い。
アニメ版に関しては肩透かしを食らった気分だった。そもそも原作が未完なのでどうやっても中途半端で終わるに決まっているのだけど、終盤にゆくほど強くなるアニメオリジナル要素(監獄衛星とか)がどうにも面白くない。原作ではまだほとんど接点の無いジュスランとヒューリックなのに、アニメだと二人の出会いがやたら強調されていて強引さを感じた。
つまらない終わり方をしたアニメ版だけど、原作はもう少し先まで続いている。急展開の半ばで中絶しているのがもどかしい。続きを書くと宣言していた(番組内コメントより)ので気長に待とう。アニメの続編はあんまり期待してませんが。
コメント
コメント一覧 (2件)
「タイタニア」懐かしい。
私も読みました・・・が、内容をすっかり忘れました(笑)
もう15年くらい前になるのか・・・うげげ(^^)
タイタニアって、そんな前の作品でしたか。
そういえば田中芳樹って未完が多いですね。
次々とお話を考えるのはすごいと思うのですが、気持ち悪くならないんでしょうか。