九州紀行 その11 天孫降臨ドライブ(後編)


今回から宮崎県です。
国道218号線を東へ。日向灘へと向かいます。



まずは五ヶ瀬町にある「うのこの滝」。
(漢字で書くと「鵜の子の滝」だけど、お隣の熊本県山都町にも同名の滝があり区別するためなのか、こちらは平仮名で表記される事が多いみたい。)


この滝の見所は、5000平方メートルもあるという日本最大級の滝壺。
(滝壺を見渡せる展望所が別にあるそうですが、忘れてました。)



高千穂町の「国見ヶ丘」にやってきました。


ここは雲海の名所として知られています。(秋頃に多く発生するそうです。)
この日は晴天でしたが遠くは霞み気味。阿蘇山もほとんど見えませんでした。


丘の上には瓊々杵尊(ににぎのみこと)と大鉗(おおくわ)、小鉗(おくわ)の像がある。


天照大神の孫であるニニギノミコトが、地上を統治するため高天原より高千穂に舞い降りた、というのが天孫降臨伝説。
神話のふるさとまで来たんだなぁと感慨に浸ってみます。
(ちなみに国見ヶ丘自体は、ニニギノミコトと特に関連は無いそうです。)



高千穂峡に到着。
市街地のすぐ傍ですが、思ったよりも深い渓谷な事に驚きです。


観光客の多さにも驚き。(土曜日だったという事もある。)


とりあえず「真名井の滝」。
あまりの観光客の多さに、三脚を立てる気になれず。


反対側の橋の上から。


岩から染み出す「玉垂の滝」。


滝はともかく、周りの断崖がすごい。


巨大な柱状節理に圧倒される。



日之影町の「道の駅 青雲橋」で休憩。
このあたりの国道はバイパス化が進んでいて、あちこちに巨大な橋がかかっています。
写真の青雲橋の高さは137mもあり、国道にかかるアーチ橋としては東洋一の高さなんだとか。

橋のはるか下には町役場。
そして橋のはるか上、山の中腹のあちこちにも集落が見えました。
親戚が日之影町に住んでいまして、その高低差ぶりを聞いたことがあるのですが想像以上でした。



日之影町を代表する滝といえる「八戸観音滝」に行ってみました。
国道を離れ八戸(やと)地区へ。
廃線になった高千穂鉄道の線路をくぐります。


徒歩数分で到着。


落差は40mほど。
水量はそれほど多くありませんでしたが、周りの岩壁の様子も面白く、なかなか見事な滝でした。



延岡市までやって来ました。この日の最後は「行縢(むかばき)の滝」。

行縢山の中腹にかかる滝で、途中の道路からも遠望できます。
・・・が、この日は水量が少ないためよく見えません。
(写真中央、岩山がくぼんだあたり。)


滝へは行縢山登山道を歩くこと40~50分くらい。
登山口には行縢神社があります。

行縢というのは馬具の一種で、毛皮製の下半身用コートのこと。
(現代でも流鏑馬の装束で見ることができる。)
日本武尊ゆかりの地名だそうです。


30分ほど歩くと滝見橋にさしかかる。


すごい岩壁。


そして行縢の滝。


残念ながら水はチョロチョロ。
天気も悪くなってきた事だし、もう帰りたいくらい。


なんとか気分を奮い立たせて滝直下に到着。滝見橋から20分ほど。


落差は約77m。
水量が少なかったのは残念ですが、巨大な一枚岩は堪能いたしました。

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