九州紀行 その4 別府


地獄めぐりに行ってきました。
せっかくなので、地獄組合に加入している8つの地獄を制覇してみたいと思います。



まずは「龍巻地獄」。
ここは30~40分に一回の割合で噴き出す間欠泉です。
ベンチに座って待っていると、


お、出てきた。


蒸気がすごい。



「血の池地獄」。


酸化鉄などによって朱色に染まっています。


思っていたより赤くないなぁ、というのが本音。
以前よりも薄くなったという話も聞かれます。



「鬼石坊主地獄」。
(「坊主地獄」という地獄はもう一つあるそうですが、そちらは地獄組合未加入。)


灰色の泥がボコボコと沸騰しています。
坊主っぽく見える瞬間を撮りたかったのですが、なかなか上手くいかず。


ゴーゴーと轟音をたてる「鬼の高いびき」。



「海地獄」。


鮮やかなコバルトブルーは硫酸鉄によるもの。



「山地獄」。


地面のあちこちから蒸気が上がっています。


ここには温泉熱を利用したミニ動物園があります。


クジャク。


ラマ。


ゾウ。



地獄というより、楽園チックな外壁が目を引く「鬼山地獄」。


いちおう鬼はいますが、


主役はワニ。


ほとんどのワニが口を開けたままピクリともしない。
(後で調べたら、体温調節のためらしいですね。)



青みがかった白い温泉のある「白池地獄」。


ここには熱帯魚館があります。
ピラニアやらピラルクやらアロワナやらがいたのですが、暗くてよく見えなかったのが残念。



最後は「かまど地獄」。


中は地獄の一丁目から六丁目まで分かれていて、それぞれが違う泉質の温泉になっています。


他の地獄のダイジェスト的な感じで、お得感があるかもしれません。

地獄めぐりを通して驚いたのは、これほどの種類の温泉が狭い範囲に集まっている事。
そしてアジア系外国人客の多さでした。



「湯けむり展望台」に行ってみました。
この日はぼんやりした天気で、鶴見岳などがほとんど見えません。


鉄輪(かんなわ)温泉の湯けむり。


翌朝、別府市街地の裏山にある「乙原の滝」に行ってみました。


ラクテンチという遊園地近くにある遊歩道入口から、大分自動車道の橋をくぐります。
(この橋からは乙原の滝の上部が見えます。一瞬ですが。)


入口から10分ほどで到着。


岩を回り込むと右側にも滝が現れます。


湧水が直接流れ落ちる左側の滝。落差は60mほど。
上部だけ朝日が当たっているため、撮りにくくなってしまいました。


右側が本流の滝。こちらの落差は約30m。


直下まで近づかないと見えないので、水飛沫をたっぷり浴びる事になります。


大きな落差で迫力があり、岩肌にびっしりついた苔も美しく見事な滝でした。

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