9月中旬に、中津川市加子母にある乙女渓谷に行ってきました。
今回は前編。
乙女渓谷は加子母川の源流、二の谷の事。
「乙女」なんて名前だけど、多分「お留め山」が転じたんだと思う。
良質なヒノキの産地である加子母は、かつて尾張藩の飛び地領だった。
厳しい森林保護政策で、樹木の伐採が制限されていたそうだ。
乙女渓谷は小秀山登山道(二の谷ルート)でもある。
小秀山(1982m)へは片道5時間もかかるが、今回目指すのは夫婦滝。
だいたい片道1時間30分といったところ。
管理棟の横を通って登山口へ。いざ、出発。
いきなりうす暗い木道歩き。
よく整備されていてラクに歩けるが、雨上がりなどは滑りやすそうだ。
5分もたたないうちに乙女渕を通過。
序盤は両側が切り立った渓谷を歩く。
うす暗くて不気味だけど、なかなかの迫力だ。
こんな場所に登山道を整備するのは、さぞかし大変だっただろう。
屏風岩を過ぎると急な登り階段になる。
徐々に標高が上がってきた。
階段を登りきると「ねじれ滝」に到着。登山口から20分くらい。
木々の合間でちょっと見づらいけど、上部がねじれているのが分かる。
お次は和合の滝。登山口から30分くらいで到着。
水がとても綺麗。
木々や渓谷を眺めながらのんびりと歩く。
所々に案内板が設置してあって、単調さもない。
たまに岩場があるものの大部分が木道で、登山道というより遊歩道といった雰囲気だ。
案内に従い振り返って見ると、はるか頭上に天狗岩があったりする。
そんな感じで1時間ほど歩き、夫婦滝展望台に到着。
さて目指す夫婦滝は・・・まだあんなに遠いのか。肉眼じゃほとんど見えない。
左側が男滝、右側が女滝。
水量が少なくて意気消沈しそうだ。なんとかやる気を奮い起こして前に進もう。
というわけで次回に続きます。
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