ニューヨーク・ヤンキースの優勝で幕を閉じた今年のメジャーリーグ。松井秀喜のMVPは確かにうれしいですが、「Damn Yankees」な自分にとっては内心複雑な思い。
個人的にはドジャースの久々のワールドシリーズ進出を期待してました。ここ数年ワールドシリーズには番狂わせ的なチーム(アストロズ、タイガース、ロッキーズ、レイズなど)が出場してますが、今年のプレーオフではそんな展開もなく正直言ってつまらなかったです。特にエンゼルスの自己崩壊ぶりにはがっかり。
終わってみればヤンキースの強さばかりが際立っていたと思う。エンゼルスとのリーグ優勝決定シリーズ、フィリーズとのワールドシリーズともに4勝2敗だったけど、この数字以上にヤンキースが圧倒していた印象だ。ワールドシリーズ第4戦でデーモンががら空きの三塁を陥れたシーンが象徴的。ジーター、デーモン、テシェイラ、ロドリゲス、松井と続く打線は執念さえ感じさせ、第6戦での松井の一試合6打点に繋がった。
松井秀喜がメジャーに移籍した時、多分ポール・オニールのようなタイプの選手になるんじゃないかと予想してました。オニールは左打ちの外野手で、打率3割、20本塁打、100打点をコンスタントに叩き出し、90年代ヤンキースの黄金時代を支えた名選手。あれから7年、松井はついにワールドシリーズ優勝を遂げシリーズMVP。オニール以上の爆発力で00年代ヤンキースを代表する名選手になりました。
来年はどのチームに行くのか、それはそれで楽しみですが、とりあえず今日は松井のMVPを喜びたいと思います。
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