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ノルウェーの怪人

チューバの謝肉祭 (Tuba Carnival)
チューバの謝肉祭 (Tuba Carnival)

 久々にチューバソロのCDを聴いてみた。最近人気上昇中のノルウェー人、オイスタイン・ボーズヴィーク(Øystein Baadsvik)のデビュー盤「TUBA CARNIVAL」。ソロ専門のチューバ奏者は世界的に稀有な存在という事や、圧倒的なテクニックもあって「怪人」と呼ばれているそうだ。収録曲は以下の通り。

・ボーズヴィーク: フヌッグ
・ヴィヴァルディ: 「四季」より 冬
・グリーグ: 「ペール・ギュント」より アニトラの踊り
・プラウ: チューバと弦楽のための協奏曲
・グリーグ: ノルウェー舞曲 第1番
・アイルランド民謡: ケッシュ・ジグ
・スティーヴンス: 古典形式の変奏曲(バッハの主題による)
・アーバン: 「ヴェニスの謝肉祭」による変奏曲
・モンティ: チャールダーシュ

 1曲目「フヌッグ」でいきなり度肝を抜かれる。アボリジニの楽器ディジュリドゥみたいな音を目指したという自作曲で、声と音が同時に出ているような気味の悪い曲だ。さすが怪人。こればかりは実際に聴いてもらうしかない。
 2曲目以降もスーパーテクニックのオンパレード。「チューバは鈍重」というイメージは欠片もなく、ソロ楽器としてのチューバの可能性をひたすら追求している。冷めた見方をするなら「低音域も出せるユーフォニアム」といった感じではあるけど、より深みのある音はやはりチューバならでは。
 スーパーテクニックといえば「ヴェニスの謝肉祭」。もともとトランペットの教則本に載っている曲で、今では他の楽器でも演奏される人気曲だ。俺も学生時代に吹いた事があるので懐かしい。全曲吹くのは俺にはとても無理だったが、怪人ボーズヴィークにかかればお手のもの。これでもかと押し寄せる超絶技巧に、ただただ驚嘆するのみ。

 「フヌッグ」「チャールダーシュ」などで見られるように、テクニックだけでなくエンターテイナー性もあるようで、人気が出ているのも分かる気がする。これ以降も続々とCDを発売しているので、また聴いてみたいと思っています。
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