犬は勘定に入れません

犬は勘定に入れません―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (上)
犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎
犬は勘定に入れません―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (下)
犬は勘定に入れません 下―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎

「ドゥームズデイ・ブック」でハマったコニー・ウィリスの作品。発表自体は結構前らしいけど、ようやく文庫本が出たので読んでみた。

無理矢理にジャンル付けしてみるとすれば、ミステリー風ユーモアSF小説といったところか。「見張り」や「ドゥームズデイ・ブック」と同じく未来のオックスフォード大学史学部の人々が登場し、タイムトラベルなどの設定も共通することから姉妹作ともいえるのが本書。

とはいえ「ドゥームズデイ・ブック」とは雰囲気が全く違う。次々と人が死んでゆき、ひたすら暗かった「ドゥームズデイ・ブック」に比べてこちらはドタバタコメディだ。
タイムラグ(時代差ぼけ)にかかってヘロヘロな主人公、ミステリーマニアのヒロイン、ゴーイングマイウェイな教授やおバカなお嬢様など、出てくる人間は変人ばかり。タイムパラドックスが重要な要素なために若干難しい説明はあるものの、そんな事はお構いなしに登場人物たちが突き進む。

舞台は基本的に19世紀のイギリスだけど、第二次大戦やらミステリー小説の話やら随所にちりばめられた小ネタも面白く、満腹感のある一冊でした。執事萌えの方にもおすすめ。

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