高山市荘川町。御母衣湖のほとり中野展望台。
荘川桜のすぐそばに嘉念坊善俊の像が建っている。
嘉念坊善俊は後鳥羽上皇の息子で、浄土真宗の僧侶。
親鸞の直弟子として白川郷に浄土真宗を広めた。
飛騨地方は今でも浄土真宗の信仰が篤いところだが、そのきっかけを作った人物といえる。
視線の先には御母衣湖が広がる。
かつてここには1000人以上の人々が暮らしていたが、ダム建設によって移転を余儀なくされた。
この像は、湖底に眠る先祖たちの供養のために建てられたそうだ。
嘉念坊善俊上人像建立について
御母衣ダムといえば、荘川桜の移植のエピソードが有名ですね。
(撮影:2007年6月)
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