石川県加賀市。柴山潟のほとりに「首洗池」というところがある。
周辺は篠原古戦場と呼ばれ、上洛を目指す木曽義仲軍と平家軍との決戦地になった場所だ。
この首洗池には平家の老武者・斎藤実盛の首が洗われたという伝説がある。
左から木曽義仲、樋口次郎兼光、手塚太郎光盛。
実盛の首を抱えて嘆き悲しむ木曽義仲。実盛は義仲の命の恩人だったのだ。
謡曲「実盛」はこの伝説を元に生まれた。
「平家物語」などで語られている「義仲が乱暴者」というイメージはここには無い。
実盛の兜と樋口次郎兼光。兼光は義仲の挙兵時からの家臣。
無念そうな面持ちの手塚太郎光盛。(マンガ家・手塚治虫の祖先らしい。)
(撮影:2007年7月)
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