関市洞戸高賀の高賀神社に、「高光公とさるとらへび」と題された像がある。
高賀山周辺には藤原高光の妖怪退治伝説が残っている。
妖怪の名は「さるとらへび」。頭は猿、胴体は虎、尾は蛇という姿をしていたという。
今まさにとどめを刺さんとする瞬間を描いたのだろう。高光の形相がものすごい。
ちなみに藤原高光は優れた歌人としても知られ、三十六歌仙にも選ばれています。
境内にあった巨大絵馬。
ポップに表現された「さるとらへび」がなかなかの味わい。
かつての高賀山信仰の名残で、高賀山を囲むように六つの神社が点在している。
その高賀六社のひとつが、この高賀神社。
ここは江戸時代の仏師・円空の没地でもあり、境内には洞戸円空記念館がある。
(撮影:2007年4月)
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