今回の小説はスペインの作家フェリクス・J・パルマの「時の地図」。
スペインの小説だけど舞台は19世紀のロンドン。切り裂きジャックの話を皮切りに、H.G.ウェルズや「エレファント・マン」ジョゼフ・メリック、ブラム・ストーカーら実在の人物が登場する。
「ああやっぱりタイムトラベルものか・・・」と思わせておきながら、「あれ?違うのか。」「いやいややっぱり・・・。」みたいな感じに話が二転三転するので、ぐいぐい引き込まれてゆく。ウェルズの「タイム・マシン」を読んでおくと、より思い入れが増すかもしれない。昨年読んだ小説の中でも特に面白かったです。
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