伊豆紀行 その5 開国のまち・下田


今回は、幕末のロマン漂う下田市を散策。


河津町から南下。相模灘に出た。
写真は国道沿いにあった尾ヶ崎ウイングという展望台から。大島など伊豆七島が一望できる。
いつか伊豆大島にも行ってみたい。



下田市街地の近く。まずは弁天島という所に行ってみた。
ここには吉田松陰と金子重輔の像がある。


海外渡航を企てた吉田松陰と金子重輔は、ここ弁天島から黒船へと漕ぎ出した。
大河ドラマでは平手打ちで気合を入れるシーンが強烈でしたね。
(坂本龍馬と桂小五郎はその場には居なかったとは思いますが。)


近くの三島神社にも吉田松陰の像があった。



玉泉寺。ここに日本最初の領事館が開設された。


説明が面倒なので、これを読んでください。


初代総領事タウンゼント・ハリスの資料が展示されている。



なまこ壁の残る町並み。後ろに見えるのは寝姿山。


ハリスの足湯。


ペリー上陸地にあった「ペリー上陸の碑」。


今でこそ小さな港町だけど、かつては賑わったのでしょう。


市内に点在する寺は、幕末を知る上で重要な場所ばかり。
この長楽寺は日露和親条約の締結地。


この了仙寺は、上陸したペリー一行の応接所。
日米和親条約の細則(下田条約)の締結地でもある。


ペリー上陸地から了仙寺までの小道は「ペリーロード」として整備されている。


幕末の空気がまだ残っているかのような街並みでした。



最後は宝福寺。ここは初代総領事ハリスに仕えた唐人お吉の菩提寺だ。
今回は行かなかったけど、境内にはお吉記念館もある。


「お吉の寺」として知られる宝福寺だけど、こんな石柱が立っていた。
「坂本龍馬飛翔之地」とある。


この寺にいた山内容堂のもとに勝海舟が訪問し、坂本龍馬脱藩の赦免を求め、認められた場所だそうだ。
だから「坂本龍馬飛翔之地」らしい。
面白いと思ったのは、山内容堂も勝海舟らも、たまたま同時に下田に居たという事。
どちらも嵐をさけての入港だったそうだが、かつての下田港の重要性がうかがわれる。

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